とても大切で愛おしい我が子。
無事に生まれてきてくれただけで、うれしいですよね。
でも、育児をしていく中であきらかに他の子と違うと感じたり、
誰にも言えないけれど「うちの子って育てにくい」と感じたことはありませんか?
- ベビーカーに寝ている赤ちゃんを乗せたまま、カフェでおしゃべりしているママやパパたちを見たとき
- 児童館やイベントなどで、自分の子どもだけずっと泣き止まないとき
- 夜中一度も布団に赤ちゃんを置くことができずに朝を迎えたとき
- 子どもと二人きりになるのが怖いと思ってしまう
私にはもうじき4歳を迎える娘がいます。
娘が0歳のとき、児童館のイベントによく行っていました。
毎回始まってすぐにギャン泣きする娘。
他の親子たちの邪魔にならないように抱っこして離れます。
みんな楽しそうにベビーマッサージや手遊びをしています。
同じ部屋にいるのに、まるで私たちだけ違う世界にいるみたいでした。
娘はそのまま最後まで泣いていました。
とてもみじめで、それまで我慢していたものが限界を超えてしまい、私は泣きながら帰りました。
どうして泣き止まないんだろう
どうして子連れでカフェに行けないんだろう
どうして自分たちは楽しめないんだろう
神経発達症(発達障害)も疑いましたが、該当するものが見つけられません。
そのうちもうつらい、育児をやめたい、と思うようになってしまいました。
そんなとき、子供には「ひといちばい敏感な子」という特性を持った子がいると知りました。
「HSC」といいます
本のチェックリストで確認すると、当時の娘は13個該当しました。(今は21個です)
この子はひといちばい敏感なだけなのかもしれない
HSCを知ってから少しずつ、育児に対しての気持ちが楽になってきました。
そして、私自身もHSCだったことが分かりました。
(大人はHSPと言われています)
この記事では
- 子どもが寝ない、泣き止まない、なぜ泣いているのか分からない
- うまく言えないけど他の子と違う気がする
- 「こうすると泣き止むよ」「こうすれば寝るようになったよ」が通用しない
- 育てにくいと感じている
- 育児が辛い
- HSCかもしれないと疑っている
そんな親御さんたちに、「HSCの子育てハッピーアドバイス」という本を参考に、私と私の娘の経験も織り交ぜながら書いていきます。
気が休まるときがないかもしれませんが、少しずつでも読んでいただけると嬉しいです。
そして、ひとりでも多くHSCについて知ってほしいと思っています。
↓HSCを知る前に書いたブログです。
赤ちゃんが泣き止まないのは敏感な子だからかもしれません
ひといちばい敏感な子は赤ちゃんのときからひといちばい敏感です。
感受性が強く、想像力が豊かで、共感力もあり、直感が鋭く、注意力も高いです。
赤ちゃんって目の前のものを口に入れたり、危ないものにも躊躇せずに手を伸ばしたり近づいたりする、というイメージはありませんか?
しかし、HSC場合、いったん考えてから行動します。
いえ、「考えて考えて考えて、やらない」という結論になる場合もあります。
大きな音やたくさんの情報がいっぺんに入ってきてしまうと、パニックになることがあります。
悲しみや喜びを他の子よりも強く感じます。
何に気が付くか、得意分野は人それぞれです。
赤ちゃんのときからその片鱗はあります
泣き止まなくて…では伝わらない
生後4か月ごろまでの乳児で、栄養状態もよく病気もないのに、1日3時間以上激しく泣くことが、週に4日以上ある場合は、周囲からの刺激に敏感だといわれています
HSCの子育てハッピーアドバイスより
そう、そうなんです。こんなに泣くんです!!
「よく泣く・泣き止まない・寝ない・すぐに起きる」というと、子育てでよく聞く悩みだと思われますよね。
でも、確実に他の子よりもそれが強く、頻度が多いです。
持続性もあります(泣き止まない)。
ここがなかなか分かってもらえないところだと、私は思います。
「赤ちゃんは泣くのが仕事。赤ちゃんは寝るのが苦手。」
分かってます、分かっているんだけど、うまくいえないけど、一般的なそれとは違うってことだけは断言できるんです。
さらに外では空気を読んで泣かないことが多く、「おとなしい子だね~、育児が楽そうだね~」と言われていました。
震えるほど悔しかったです。
私は幸運にも保育士の友人から、もしかしたらこれじゃない?と「HSCの子育てハッピーアドバイス」を勧めてもらえました。
泣きながら最後まで読みました。
心の中が晴れていくようでした。
HSCの赤ちゃんの特徴と試してみたこと
それではこの「HSCの子育てハッピーアドバイス」をもとに、私と娘の経験もプラスしてHSCの赤ちゃんについての特徴や試してみてほしいことを書いていきます。
これは本当に主なものだけで、赤ちゃんの機嫌の数だけ正解があると思います。
私が教えてもらって一番衝撃だったのは、
「足の小指と薬指の間にゴミがついていて不快」だから泣く
こんなの分かりっこない(笑)
泣き止まない、よく泣く、すぐに泣く、とにかく泣く
まずはお腹が空いていないか、オムツがぬれていないか、暑い・寒い(室温湿度)など、生命や生活に係わる項目をチェックをしてください。
問題なければ、もう少し細かいところを見ていきましょう。
- 電気が明るくないか
- 音がなっていないか
- 匂いはないか
- オムツの装着具合、種類はどうか
- 洋服のタグが肌に直接あたっていないか
- いつもとは違う素材の服を着ていないか
- 抱っこしすぎているorしなさすぎている
- 一緒に遊びすぎているor遊ばなすぎ
- 笑っている写真を撮りたくて、無理に喜ばせようとした
- あなた自身に変化はないか
(髪を切った、着ている服の素材や色を嫌がっていないか、買ったばかりの新しい服を着ている、洗濯洗剤を変えた、ボディーソープを変えた、シャンプーを変えた、動物に触ってきた、匂いが残るものを食べた、歯を磨いた直後だ、歯磨き粉を変えた、機嫌が悪い、など)
私は部屋着を変えることができませんでした。青い服から灰色の服に着替えると娘が泣き止まないことに気づいたのです。
青い服が好きだったから
それ以外は嫌だったらしいです(笑)
- 抱っこして泣き止むなら、刺激(関わり)が少なくてさびしいのかもしれません。
一緒に遊んだり声をかけたりしてみましょう。 - 抱っこしても泣き止まないなら、刺激(関わり)が多すぎるのかもしれません。
興奮させないように、静かな時間をゆったりと過ごしてみるのもいいかもしれません。
寝ない、すぐに起きる
生後6か月頃になると、HSCの多くは眠りにくい、すぐに目を覚ます、といったことが起こります。
HSCの子育てハッピーアドバイスより
まずはお腹が空いていないか、オムツがぬれていないか、暑い・寒い(室温湿度)など、生命や生活に係わる項目をチェックをしてください。
問題なければ、もう少し細かいところを見ていきましょう。
- 疲れすぎている
- 刺激(関り)が足りなかった
- 背中スイッチが強力
- 人が動く空気感を感じる
- ママやパパが隣にいるかチェックしている
- 電気のスイッチをパチッと押した音が気になった
- うるさいor静かすぎる
- オムツのサイズが合っているか
- 日中に強い刺激を受けた(怖い雰囲気・雷・地震・びっくりしすぎた)
一般的には、生後6ヶ月くらいには夜にまとまって寝る、とかなんとか書いてありますよね。
娘は1時間のうちに4回起きていました(笑)
しかも布団におろせなくて、ずっと抱っこしていました。
抱っこから降ろすと起きてギャン泣きが始まるので、トイレも次の授乳の時間まで我慢していました。(体に悪いのでやめましょう…)
昼寝は抱っこ紐かおんぶ紐で歩いていないとダメだったので、散歩に出たり家の中をぐるぐる回ってました。
遊んでいて気付いたら寝てた!なんてことは皆無でした。
- 刺激が多すぎて疲れすぎると眠れなくなることが多くなります。
もちろん逆に疲れていなくても眠れません。 - 光が明るくないか。夏の朝日が部屋に入ってきてしまう場合は朝の4時5時に起きてしまうことがあります。
- 遮光カーテンや布を使って、起きる時間まで真っ暗にするのも効果があります。※下
- 音(家事や歩いている音、家電製品などのブーンという音など)が気になるときがあります。
私は一人暮らしを始めた頃、冷蔵庫のブーンという音で眠れずにコンセントを引っこ抜きました(笑)
※ただし、乳幼児突然死症候群など、生後間もない赤ちゃんは特に何が起こるかわかりません。すぐ確認できるよう、赤ちゃんの足元方面に暗めの明かりを置くといいです。
(私が4年前に購入したライトはもう販売していませんでした。。。とても使いやすかったのに…)
まとめ~目の前の我が子が基準です
赤ちゃんのころにHSCだと気づくのは、かなり難しいと思います。
HSCの子育てハッピーアドバイスの本には23のチェックリストが載っています。13個以上当てはまるとHSCの可能性があります。
しかし、赤ちゃんのころには分からなかった部分が、成長して歩くようになり、話せるようになるとより分かってきます。
赤ちゃんのときにチェックリストで13個以下だったとしても、幼児になるとそれ以上になることもあり得るのです。(娘は現在21個です)
HSC関連の本を手元に置いておくことをお勧めします。私も何度も読み返しています。
まずはHSCを知ること、が初めの一歩です。
人は人、この子はこの子。
外野のアドバイスに惑わされずに、目の前の我が子をしっかりと見て、受け止めて、どうしたらよいかを考えていく。
うまくいかないこともあります、というか、うまくいかないことだらけです。
それでもやっと、少しだけ慣れてきたかな、と思えることも増えてきました。
HSC関連の本に書いてあることも、全てが我が子に当てはまるわけではありません。
目の前にいる我が子の中にしか答えはありません。
一般的には~という言葉は参考まで!
我が子が基準です。それでいいんです。
ネガティブに構える必要もありません。
HSCだからダメとか、非HSCだからダメとか、そういうことはではありません。
あなたがHSPだからとか非HSPだからとかも、関係ありません。
HSPでもHSCを理解できないことが多々ありますよ~
あなたの目の前にいる、大切な我が子の素敵なところをたくさん見つけて、一緒に成長していきましょう。
…とはいうものの、私も修行の日々を送っています(笑)
頑張りすぎないで、リフレッシュしながら行きましょう~
辛かったら吐き出して!!!
↓HSCを知る前に書いたブログです
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